【飲食業】2か月遅れの売上把握を即日化!kintone連携3製品でバックヤード業務を自動化
企業紹介
沖縄県を拠点に焼肉レストランをはじめとする飲食業を展開。
農林水産大臣賞を受賞した自社ブランド「もとぶ牛」の直営店を運営。
生産から提供までの一貫体制により、牧場直送の高品質な和牛を提供している。
課題
紙のレシートからExcelへの手入力による集計の負担、ミスのリスク
売上集計に時間がかかり、当月の売り上げが把握できるのは2か月後
売上情報が一部社員にしか見えない状況
雇用手続きにおける本社・店舗間の書類の郵送コスト
解決策
DataCollectで月次売上を自動集計
PrintCreatorの電子契約機能で雇用契約をオンライン化
FormBridgeで入社手続き情報をWebフォームで一括受付しkintoneで一元管理
売上チェック表もPrintCreatorでワンクリック出力
効果
大まかな売上「翌月初日」に集計可能に
毎日の売上報告作業を1日あたり10〜15分短縮
雇用関連書類の郵送コストをゼロに

株式会社フードサービスもとぶは、焼肉レストランをはじめとする飲食業を展開しており、約100名の従業員を抱える企業です。同社では、現場スタッフの負担となるバックオフィス業務に多くの時間がかかり、とくに売上管理や情報共有に大きな課題を抱えていました。
こうした課題を解決するために同社が導入したのが、kintoneおよびトヨクモkintone連携サービスです。手作業による売上集計を自動化し、2か月かかっていた大まかな売上把握を即日化。さらに、入社手続きや雇用契約のオンライン化により、本社・店舗間の郵送の手間削減などに成功しました。
この記事では、システム設定を担当した城間氏と岸田氏にお話を伺い、同社がkintoneと「FormBridge」「PrintCreator」「DataCollect」を導入し、業務効率化を実現した事例を紹介します。

▲ 株式会社フードサービスもとぶの城間裕貴氏(左)と岸田鉄兵氏(右)
アナログな売上報告をkintone化!誰もが見やすいシステムへ
飲食業は接客や調理といった現場業務の比重が大きい業種です。同社ではこれに加えて、売上集計や社内申請などのバックオフィス業務にも多くの時間を取られ、従業員の残業や長時間労働の一因となっていました。また、POSレジのデータベースから過去の売上データを遡ることはできたものの、店舗でデータを閲覧できる従業員は限られていたため、社員が売上を確認し、自発的に改善を行うことも難しい状況だったといいます。
「以前はPOSレジのシステムから紙でレシートタイプのレポートを出力し、それを別途Excelに手入力して本社へ提出しており、大きな負担となっていました。また売上を確認できる社員が少なかったことから、過去のデータから数字を分析し、今後の対策を立てるようなことはあまりできていなかったんです」(城間氏)
現場のスタッフが本来の業務に集中できるよう、働き方改善のシステム導入が急務となる中で、同社は岸田氏からの提案をきっかけに、2025年3月にkintoneを導入します。
「基盤システムよりも画面がかなり見やすくなったことで、売上情報を積極的に確認する社員の人数が増えました。今ではほとんどの社員が、ほぼkintoneでしか確認しておらず、なくてはならないシステムになっていますね」(城間氏)
決め手はノーコード!現場主導で容易に開発・修正
kintoneの導入により情報共有の土台は整ったものの、アプリ間の数字集計は依然として手作業で行っている状況でした。こうした中、岸田氏の紹介をきっかけに、同社はトヨクモkintone連携サービスの導入を検討し始めます。
他社製品との比較も行い、要件を満たすツールを慎重に探していく中で、最終的な採用の決め手となったのは現場主導での扱いやすさ、そしてノーコードで容易に開発・修正ができる気軽さでした。
「プログラミングの専門知識がなくても、私たちのような現場担当者レベルで手軽に設定・運用できる点が、私たちのニーズにピタリと合致していました」(城間氏)
事例1|DataCollectで2か月遅れの売上把握を即日化!
同社では、「責任者以外の社員にも、もっと売上に対する関心を持ってもらいたい」という強い思いから、kintone上のデータ分析に便利なDataCollectを活用しています。
「以前は経理から実際の月の売上や人件費、利益が出てくるまでに、大体2か月ほどかかっていました。しかし、日々の売上報告をDataCollectで自動集計し、集計アプリに表示するようにしたことで、翌月初日には『これくらい利益が出るな』ということが大まかに把握できるようになりました」(城間氏)

▲ 当月累計アプリ画面。日ごとの売上報告アプリから各項目の数値がDataCollectによって自動計算され、翌月初日には大まかな売上・利益の把握ができる。
集計作業の大幅な時短に加えて、スタッフの意識にも変化が見え始めました。他店舗の売上データを自由に確認できるようになったことで、売り上げへの関心が強まっていったそうです。
「まず、売上が気になる人は、自発的に他店舗の売上も見に行くようになりました。現場の社員同士で『今日の売上がいくらだった』『目標に届きそう』といった売上に関する会話が見られるようになったのは目に見える変化であり、良い方向に向かっていると感じます」(城間氏)
事例2|PrintCreatorの電子契約機能で雇用契約をオンライン化!印刷・郵送のコスト削減
同社ではほかにも、入社手続きに関する課題がありました。その一つが雇用契約書の締結です。これまでは契約書を印刷して対象者に手渡し、記入してもらった後、コピーを取って控えと原本を分け、本社へ郵送するという煩雑な作業を行っていたそうです。
「印刷や仕訳の手間に加え、郵送代がかかるなど、作業面でもコスト面でも課題になっていました」(城間氏)
こうした中で同社では、PrintCreatorの電子契約機能を利用し始めます。紙でのやり取りや郵送が一切不要になり、メールでの送受信のみで契約業務が完結する仕組みへと移行することで、書類の発行・回収にかかる手間が飛躍的に軽減されました。

▲ kintoneアプリからの送信画面。事前にメールアドレスを取得しておけば、PrintCreatorの電子契約機能から簡単に契約書を送付できる。

▲ 受信相手に届くメールサンプル(製品操作ガイドより)。ボタンを押すだけで契約内容を確認・署名できる。
「とくにアルバイトの卒業と入社が重なる3月・4月によく使っており、紙でのやり取りがなくなったことでかなり簡素化されたと思っています」(城間氏)
事例3|FormBridgeとPrintCreatorの連携で入社手続きをオンライン化!郵送の手間ゼロ
沖縄県各所に店舗を持ち、本社と店舗に物理的な距離がある同社では、入社手続きに必要な書類のやり取りにおいても煩雑な作業が発生していました。
「先ほどの雇用契約書含め、入社時に必要な情報や書類のやり取りについて、以前は郵送が基本でした。メールを利用することもありましたが、他のやり取りにまぎれて探すのが大変になることもしばしばでした」(城間氏)

▲ 以前使用していた雇用契約書データ。Excelで作成し、印刷して郵送していた。
そこで、FormBridgeを用いて個人情報や銀行口座、マイナンバーなど、入社時に必要な情報を一括入力するWebフォームを作成。入力されたデータはkintone上に安全に保存され、経理処理などで紙の書類が必要なときのみPrintCreatorで自動出力できるようにフローを整えました。

▲ FormBridgeで作成された入社手続きフォーム。入社誓約書を添え、入社に必要な確認書類や入力情報を一元化している。スマートフォンからも入力できる。

▲ 入社手続きフォームの情報は自動的にkintoneの社員雇用契約書アプリに反映され、社員ごとにレコードが作られる。これによりkintone上で情報を一元管理できる。
「私たちは必要な情報をすべて一元管理できるようになりましたし、アルバイトもメールで送付したURLから必要な情報を一括入力できるようになりました。両者にとって手間のかからない方法で運用できるようになったと感じています」(城間氏)

▲ PrintCreatorで出力した雇用契約書。kintoneアプリからボタン一つでPDF出力できる。
FormBridgeで収集した入力情報が自動で反映されるため、転記作業は不要。
FormBridgeで情報を収集し、kintone上で管理、必要に応じてPrintCreatorで書類出力するフローにより、本社・店舗間の郵送コストをゼロにしながら、情報の正確性と一元管理を同時に実現しています。
事例4|PrintCreatorで毎日の売上報告作業を1日10〜15分短縮!
また、同社では、経理担当者が毎日の売上や領収書明細を確認する「チェック表」をPrintCreatorで出力しています。PrintCreatorの導入以前は、店舗側で毎日POSレジのレシートをもとにExcelに情報を転記し、紙で出力して事務所へ送るという報告作業が必要でした。
「目視での確認なのでミスが発生しやすく、また毎日必要な作業になるため、店舗にとって負担となる業務の一つでした。今はkintoneのアプリ上でボタンを押すだけで、以前のままのフォーマットですぐにチェック表を作成できます。体感として1日10〜15分くらいは短縮できていると思います。正直、もう以前のやり方には戻れないです」(城間氏)

▲ PrintCreatorで作成されたチェック表。kintoneアプリ上のボタン一つで、以前と同じフォーマットのチェック表をPDF出力できる。手作業の転記が不要になりミスも防止。
アナログ管理から脱却するならトヨクモkintone連携サービス
一連の業務改善を振り返り、城間氏はトヨクモkintone連携サービスを「アナログで情報管理をしている皆さんに、ぜひおすすめしたい」と語ります。
「kintoneやトヨクモを触っているのは私と岸田だけなので、ほかの従業員はトヨクモという名前も知らないと思います。でも、現場は『漠然と便利になったな』と思っているはずです。実際に売上を自発的に見に行くようになったのはその証拠だと思います」(城間氏)
残業や長時間労働の削減を業務改善の最大の目的に掲げる同社では、未だ手作業が残っている勤怠管理やシフト管理についてもデジタル化を進め、さらなるペーパーレス化を推進していく予定だそうです。
同社では30日間の無料お試しを活用したのち、トヨクモkintone連携サービスを本格導入されました。
バックオフィス業務の自動化を通じて、スタッフが本来のコア業務である接客や調理に集中できる環境をつくりたい方や、アナログな業務を改善したいと考えている方は、ぜひ無料お試しをご活用ください。
ぜひ、何度でもご利用可能な30日間の無料お試し期間をご活用ください。
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記事公開日:2026年4月21日
※事例記事の内容や所属は取材当時のものとなります。
この事例で活用した機能はこちら
PrintCreator|電子署名+タイムスタンプ | 電子契約の締結に必要な電子署名ができる機能です。電子データが「確かに存在し」「改ざんが行われていない」ことを証明するためのタイムスタンプも備えています。 |
DataCollect|アプリ間の集計 | 複数アプリ間を跨いでデータ集計が可能。Excelと同じ感覚で関数や数式を設定できます。 |
FormBridge|無制限のフォーム作成 | kintoneに直接データを入力できるWebフォームを作成できる、FormBridgeの基本機能です。 |

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